持続可能な社会とは

持続可能な社会とは、経済学者の*デイリーは下記の3原則を示しています。

・再生可能な資源を供給源の再生速度を超えることなく利用する

・再生可能な資源の利用は再生可能な資源に転換する速度を超えないように利用する

・汚染物質の排出速度は環境がそうした汚染物質を循環し、吸収し、無害化できる速度を超えないようにしなければならない。

とされています。江戸時代はほぼ国内の資源で自給し、上記の三つを満たした持続可能な社会でした。いまさら江戸時代に戻ることはできませんが、先人たちの知恵を学び活かすことは大切なことだと思います。

 

*ハーマン・E・デイリー氏は世界銀行に入社する前、ルイジアナ州立大学教授として経済学の教鞭を取り、その間『生態経済学誌』の共同創設者や準編集者を務めた。また、ラテンアメリカで環境的な対策に関わる作業に参加した。そして、世界銀行に勤務し、その後、メリーランド大学の行政部で環境学の上席経済学者になり、持続可能な発展に関する政策のガイドラインを開発する事に携わった。

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