古民家再生施工の流れ

   ここでは施工の一連の流れを工程ごとにまとめてみました。

   各写真を『クリック』すると、前後の工程が数枚スライド致します。

   大まかな流れですが、ご覧下さい。

再生前

 1.再生前の様子

    この時点までに状態の調査、

    平面計画、屋根形状の決定、

    工程計画等を入念に行い、

    段取りをつけます。

 

建具

 2.建具はずし

    解体工事の前に建具・サッシ・

    照明器具・畳などをはずして

    おきます。

解体工事

 3.解体工事

    増築した下屋部分や、後施工の

    サイディング・モルタル等の外壁・

    室内の壁・天井等を解体して

    ゆきます。貴重な部材等は丁寧に

    ほごし、土壁を再利用する時は、

                      保管しておきます。

土台上げ

 4.土台上げ

    内外壁をはずし終えると補強の為、

    仮筋交いを打ち固定します。

    これで土台上げ準備完了です。

    土台下に鉄骨を挿入しながら

    ジャッキアップしてゆき、最終的

                      にはGL+1500~1800まで

上げます。 骨だけになり、宙に浮き頼りないというか、寂しいというか、

期待より「これから先どうなるの だろう?」という不安の方が大きい時期

だと思いますが、古民家再生の 象徴的な姿の一つが、土台上げの

ようにも思えます。

基礎工事

 5.基礎工事

    ベースを打ち、配筋・基礎を

    打ってゆきます。

土台取付

 6.土台取付

    腐った土台を取り除き、新しい

        土台と交換してゆきます。

    そして着地。

         ここで少しホッとします。

外壁床工事

 7.外壁・床工事

    後は床と外壁を施工してゆきます。

    断熱材も施工してゆきます。

    外壁には今回は耐震性を

    考慮して、下地にパネルを

    打ちこみ二重張りとしました。

壁断熱

 8.壁断熱

    外部に接する壁に断熱材を

        施工した状態です。

壁漆喰工事

 9.室内壁・漆喰工事

    壁に下塗りをし、トンボを打ちこみ、

    中塗りをしてゆきます。

    グレーのしましまは、下地の木ズリ

    の型です。乾くと真っ白に なって

    ゆきます。この上に仕上げの漆喰を

                      塗ってゆきます。

屋根工事

 10.屋根工事

     今回は寄せ棟の形状から、

     入母屋の形状にし、

     仕上げ材も変更しました。

 そしてようやく、完成です。